Book Review 2020.Oct.04
Amazon kindle版を購入しておいたので、ここフィリピンでも読めました。
一般的に人工知能とひとくくりにされる分野において
意識というものを別次元としてとらえるという考えに目から鱗でした。
映画「ターミネーター」シリーズとかにあるように
人工知能が進化を続けシンギュラリティを迎えることで
自我に目覚めるというのをなんとなしにありえるのかなと考えていたのですが
この本を読んだことで考えを改めざるを得ないと思うようになりました。
といっても実際はそこまで人工知能の進化について
深く思考したことはなく、映画を見たときも(もう何十年も前ですが)
機械が襲ってきたら怖いなー程度の感想でしたが。
今回茂木さんの本を初めて読ませていただいたのですが
脳科学という分野についても認識を改めました。
医学や心理学に近い分野なのかなと思ったのですが、哲学的な要素も含んでいるという印象です。
ただ、正直一度では頭にすんなり入ってこない箇所もあります。
どうしても専門的な話は避けられないのは仕方ないですしね。
私の理解力の問題でしょう。
クオリアというものについても何となくわかったようなわからないような?というのが正直なところ。
本書でも明確に言語化が難しい旨は書かれておりましたが、
ちょっとモヤモヤする感じもします。
時間をおいてまた読み返してみたら違う感想が出るのかもと思いました。
クオリアと人工意識 (講談社現代新書) [ 茂木 健一郎 ]
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