2023.Sep DMZツアー
前回の続きです。
弘大入口駅で観光バスに案内されてツアーが開始されました。
ツアーの参加者は20名強くらいでしたかね。
バスの座席で知らない人が隣に来ることはなく、一人参加の人は隣が空席になる感じにみえました。そのように参加者数をコントロールしているのか、たまたまなのかはわかりませんが。
日本人は私一人でした。まぁ同日の8:00から日本語ツアーしてるので大抵の人はそっちに行くでしょうから当然といえば当然なんですが。
年齢層としてはファミリーもいましたが、それ以外は20~30代と思われる人が多かった印象です。
最初に案内されたのは臨津閣(イムジンカク)公園です。
Wiki情報によると、ここが個人で観光できる最も北朝鮮寄りの場所のようです。
平和公園ということですが、いわゆる観光地と化しているようで食事する場所もあったり、敷地内には遊園地的エリアも見受けられました。
ここで簡単なガイドがあって、自由時間兼昼食時間と言われました。
あんまりがっつり食べたくはなかったので、いわゆるアメリカンドッグ的なやつを揚げたものを食べてよしとしました。売店ではブルコギドッグという名で売られていました。写真は撮るの忘れました。
ちなみにこの場所は南北で離散してしまった家族が来たりもしていると説明がありました。献花する場所ぽいところでは実際に花を手向けている人も見受けられました。この辺り、日本人含め外国人、もしかしたら若い韓国人にもにはピンとこないかもしれませんが、こういうところに韓国内の政治的難しさというのはあるのかなとは想像できました。
ところで、公園内には何かとニュースでよくみるのと似た像がありました。
平和の少女像という説明がありました。
韓国歴史に無知な私の中ではこの像は「慰安婦像」だったのですが、ここのものはあくまで南北の平和のためにおかれているもののようです。
いわゆる「慰安婦像」として置かれているものとは外観として違うものなのかどうなのか?というのがよく分かりませんでした。
公園を後にして次は展望台へ行きました。
ここへ行くには道中の橋で韓国軍によるパスポートチェックが行われます。
兵役中と思われる顔立ちの整った若い男の子がチェックしに来たのですが、事前に記入していた名前のリストから自分の名前がどれかを確認するときに当然英語で
Which is your name?
とか聞いていたのですが、私の日本のパスポートを見たときに
「君の名前を教えてください」
と韓国恋愛ドラマみないなトーンで聞かれ、若い女性ならドキっとしたかも?とかおっさん臭い発想をしてしまいました。
展望台では国の境界が見られました。
右にある白いのが韓国の旗で見づらいですが、左側の青いのが北朝鮮です。青い旗のところは北朝鮮の領土ということになります。
無料の双眼鏡もあって北朝鮮の風景も見られるのですが、私は動いている人はみつけられませんでした。ただこの日は天気がとても良く、それだけでこの高所での風景は見る価値があるかなと感じました。なので日程を選べるなら晴れた日がおススメです。
この後は第3トンネルへ行きました。
といってもトンネル内は写真撮影禁止というか、基本的に手荷物持ち込み禁止でした。
結構な下り坂を通り、北朝鮮が協定反故しながらこっそり掘ったというトンネルを見ました。ヘルメット着用義務ありです。というか、狭いので身長160cm以下くらいの人じゃないと頭を打ちます。
ガイドさんも言ってましたが、足悪い人や心肺機能に不安のある人は見学が厳しいかもしれません。トンネルまでの通路が傾斜角10度と言ってたので。実際下りはどんどん勝手に速足になってしまう坂で、上りは皆さん無言で汗かきならが登ってました。
地上には有名な撮影スポットであるDMZのモニュメントなどがあるのですが、気になったのはトーテムポールみたいなやつでした。
これって何かを揶揄してるのだろうか?と邪推してしまいました。
この後最後にお土産屋さんに寄るのですが、昔の東南アジアとかのツアーにあるような買わないと出られないとかはなくて、普通に寄るだけです。
大豆が特産のようで、ミルクを使わない大豆アイスが売りなので試してみてとガイドさんが言っていたので買ってみましたが。。。
日本人には馴染み深いきなこアイスでした。
カップで4,000KRW。普通に美味しかったです。
最後は集合場所の弘大入口駅と市庁舎駅の両方で停まってくれ、好きな方で下車できるシステムでした。私はKTX用にソウル駅に行く必要があったのと、予約していた帰りの便まで時間があったので市庁舎で降りてソウル駅まで歩きました。
帰りのKTXは満席でしたがこちらも特にトラブルはありませんでした。
久しぶりにバスツアーというのを体験したんですが、割と楽しめました。
強く興味があるところは個人旅行の方が自由がきいていいのかもしれませんが、ちょっと興味がある程度とかいう場合、こういうプランが組まれたツアーっていうのはいいのかなと思った次第です。
また気になるところが出てきたら、こういうオプショナルツアーに参加してみたいと思います。