特例郵便投票

昨日は衆議院選挙でした。

 

基本的に日本にいれば選挙にはいくようにしていたのですが、今回は投票行きませんでした。自宅隔離中にオフィシャルに外出記録を残すのもどうなのかな?と思ったので。

 

ただ、今回隔離ホテルに入ったときに選挙用に一枚お知らせをもらいました。それが「特例郵便等投票ができます」というA4用紙一枚でした。

 

一応このシステムを利用することで隔離期間中も投票ができるようになったそうです。まぁ以前東京都知事選挙とかで話題になりましたからね。その対策でしょう。

 

しかし冒頭で述べたように私は今回このシステムを利用しませんでした。

 

それはなぜか。

 

理由は単純。

 

めんどくさそうだから。

 

です。めんどくさいを理由に選挙行かないのはどうかなーというのはわかります。あくまで個人的見解です。特に私の選挙区は一票の重みが薄れそうな選挙区だったので。(候補者二名でした。小選挙区での個人的な当選者予想は外れたんですが、落選したほうも比例区で復活当選してますので結果二人とも当選という結果では当たりでした)

 

さて、話を戻して特例投票です。

 

現行の手順としては、

郵送4日前まで署名つきの請求書と保健所から交付された自粛要請の書面を送付

→投票用紙と封筒が返送されてきます。

→投票用紙に記入して内封筒に封印。それを外封筒に入れる。

さらにジップロックみたいのに入れてそれをアルコールスプレーしてからポストに投函

となるそうです。

 

まず最初に思ったのは、なぜネット投票にしないのか?です。対象者が少ないのですから多少システム的に問題があったとしても試験的に運用すべきではないか?と思います。それだったら投票する側の負担は激しく減るはずです。きっと私も利用したと思います。ネット投票を実現するにあたって特に問題視されるのがなりすましとかの不正投票だと思うのですが、こと今回の特例に至っては、隔離対象者は空港で登録できているわけだし母数の確定は可能なはずです。

替え玉投票みたいのは可能かもしれませんが、それはこの郵便というシステム使うのだってとっても簡単です。むしろこっちのほうが楽にできます。投票用紙渡すだけでいいんですから。

 

今回のこのお知らせ、総務省厚労省の連名になってるんですが、この空港検疫とかってそれ以外の省庁も絡んでいるんでしょうかね?インターネットがなかった時代に考えられた特例措置みたいでびっくりします。

 

まぁこの選挙に限らずですが、インターネットを介するシステム構築に反論する人って「現行システム=実績のあるシステム=完璧みたいな思想」でも根底にあるんじゃないかと感じてしまいます。まぁ新しいことやろうとすると叩かれがちという日本社会に問題の本質があるのかもしれませんがね。

なんだかなぁ。。。